出張でバーゼルにいます。
歴史的な寒波が襲っている欧州。バーゼル到着時の気温はマイナス14度。
防寒着が足りません。
行きの機内で映画「マネーボール」を観ました。
既成概念と特殊性で変化が難しい業界で、常識を打ち破る理論で弱小チームを優勝争いできるチームに変えていく。ほとんどマンガのようなストーリーの実話。
相変わらずブラピは何を観てもはずさないし、とにかくかっこいい。
しかし、これが実話ってすごい。
どの組織も変化を嫌うし、新しい概念はその宿命として荒唐無稽、机上の空論と謗られるところから始め、とにかく少しずつでも結果を出して、まわりを説得しなければならない。
僕は、その孤独に耐えながら信念を貫くことの難しさを痛感し、イノベーションはオーナー企業か破綻寸前の企業でないとおこせないんじゃないかとまで感じている僕にとっては、勇気の出る映画だったし、自らの力不足を再認識させられる映画でもありました。
だいたい僕は人を説得するのを面倒がりすぎ。
なので、映画のストーリー自体も非常に刺激になったのですが、この映画で一番胸に響いたのは、孤独と戦うビリー・ビーンと、その娘のやりとりです。
自分を見失いそうになりながらも目標にむかって必死に戦う父に対し、娘は一曲の歌をプレゼント。
心に染みいるような歌詞と、子どもらしい愛らしい歌声。
僕自身に子どもができたことが大きく影響しているんでしょうが、わが子にこんな歌を歌われるとたまらんでしょうね。。
いまの自分の境遇というか性格というか、いろいろ思うところもあって、何度も同じシーンを繰り返し観てました。
iTunesでサントラ買お。
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