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Not Really 'Made in China'

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必読記事です。

Not Really 'Made in China' - The iPhone's Complex Supply Chain Highlights Problems With Trade Statistics

上記はWall Street Journalが書いたiphoneについての記事です。以下、非常にざっくりと要約します。

iphoneは米国で設計され、日本や韓国、ドイツの部品を買って、中国で組み立てられて、出荷されています。
一般的には、iphoneが売れることは、米国に利益をもたらし、生産国である中国に利益をもたらす一方で、日本では日系携帯電話メーカーの売上減少に繋がるなど、マイナスのインパクトとして取り上げられがちです。
しかし記事では、iphoneの生産における付加価値を分解すると、日本34%、ドイツ17% 、韓国13%、米国6%、中国3.6%となっており、iphoneが世界中で売れれば売れるほど日本が(部品供給を通じて)最も儲かっていることを指摘しています。

以前このブログでも書いたことがあると思いますが、僕は日本の製造業の生き残りモデルはまさにこういうことだと思ってます。
付加価値を持つ製造業はたくさんあるので、最終製品にこだわらず、日本に求められる付加価値に専念するべきだと思うのです。

��なお、記事自体の主旨は、貿易統計がこうしたサプライチェーンを把握してないため、中国に対して過剰に貿易慣行の是正を求めるのは間違いとしたものです。)

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New horizon

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9月末で今の会社を卒業することにしました。

新卒で入社して7年半、うちドイツ駐在が1年半。
振り返ってみても、本当にいいキャリア、いい20代の過ごし方をしたと感じます。

ビジネスのいろは、その根幹である経営について徹底的に学べたこと。
強くプロフェッショナルとして生きていく心構えを身につけられたこと。
初めて参画した海外プロジェクトでは、英語がわからないストレスで仕事から逃げ回ってたのに、今では自ら海外でのキャリアを目指せるようになったこと。
生涯に亘ってお互いに切磋琢磨し、尊敬しあえる上司や同僚に恵まれたこと。
親子ほどの年齢差がある僕を一人のビジネスパーソンとして認めてくれるクライアントに出逢えたこと。
その他、数え切れないほどのものを僕はこの仕事を通じて手にすることができました。

10月からは新しいフィールドで新しい挑戦。
仕事ができないかもしれない、という不安はありません。ただし、自分が自分に期待するスピードで成長できるかが心配。
ようやく見つけたキャリアビジョンを見失わないためにも、密度の濃い30代にしたいと思います。

以下は、7年半前に僕を採用してくれた今の会社の現会長(当時社長)に挨拶に行ったときに頂いた言葉。

「年齢的にもいい決断です。あなたが思っている以上に事業会社はどろどろしています。グローバルとかかっこいいこと言っても、事業会社というのはコンサルと比べるとはるかに泥臭いところです。ストレスもたまるし、進まないことも多いでしょう。ただ、それを学んできてください。会社なんてなかなか変わりません。決してあせらずに。とにかくあせらずに。
そういうことを学んで、一回り大きくなって、また戻っておいで。我々はいつでもWelcomeなので。その日を楽しみに待ってます。今までおつかれさま。ありがとう。」

7年半、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

2010年9月

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Trust

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「僕が気に入ってるのはね、『人を雇ってから始めるほうがいいですよ』って言ってくれたでしょう。その一言で、任せてみたいと思ったんです。それはコンサルタントとしてあるべき姿だと思う」

明日から始まるプロジェクトを発注してくれた、日系企業の欧州現地法人の社長が、発注の時に仰った言葉である。
この一言が頭から離れない。

「ロジックや創造力はコンサルタントの武器だが、究極は人間力である。一人の人間としてどれだけ信頼してもらえるかがコンサルタントの価値を決める」とは、入社当時から何度も聞かされた話だが、「信頼している」と面と向かって言われ、「だから一緒に働いてみたい」と言われたのは初めてのことである。

ものすごく嬉しかったのを今でも覚えている。
ものすごく自信になったと今でも感じている。
しかし、この言葉が頭から離れないのは、嬉しいから、自信になったからではない。

重圧のためだ。

この「信頼」は、会社だけでなく、少なからず僕個人に向けられたものである。
僕は彼の期待に応えたい。裏切りたくはない。

ただ、重圧ではあっても、不安というわけではない。
重圧に勝つ方法、期待に応える方法は、これまでに十分に学んで熟知している。

そう、あとは、いつものように、全力で考え抜くだけである。

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The Power of Silence

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同僚のヨルグは、コンサルファームや投資銀行を転々とし、さらにドイツ空軍で兵站を担当していた経験もあるドイツのエリート。
他のドイツ人と違って体型もスマート、見た目も若いが、実は40を超えているそうだ。
イギリスに留学経験があるらしく、英語は訛りの強いブリティッシュで、時折聞き取れない。
ディスカッションの時に時折見せる鋭い眼光は、軍隊時代に養われたものなのだろうか。
怒らせると怖そうだ。

彼とディスカッションをしていていつも感じるのは、気づいたら自分が説明責任を負わせれている、彼に対して報告義務がある、そんな関係で話が進んでいることだ。
ミーティングのイニシアティブをいつも取られてしまう。
自分の思い描いていたシナリオを簡単に破られてしまう。

一体何がそうさせているのか、よくよく観察してみると、彼は「間合い」の取り方が抜群にうまいのだ。
例えば、彼に何か意見を求めるとする。
すると彼は、"In my point of view"と高らかに言った後、すぐに意見を言わず、5秒、長いときは10秒くらい沈黙を作る。
彼は熟考しているようにも見えるし、大事なことを言うために言葉を探しているようにも見える。
ディスカッション中の5秒間の沈黙は、時に永遠にも感じられ、聞き手は否が応にも次の言葉を「待つ」、つまり「聞き入る」体勢にさせられる。
ミーティングの場に緊張感が生まれる。

そうした後に発せられる彼の言葉は、後で振り返ればなんてことは言ってなくとも、その瞬間はこれ以上なく重みのある意見として場に提供され、反論を許さない。
こうして彼は、議論を自分のペースに持ち込み、場を支配する。
同じような場面は、例えばバスケットボールの試合で、カウンターだ速攻だ、という場面で、ボールをもらったポイントガードがピタっと足を止め、試合のリズムを変えてしまうような感じだろうか。
そういうときは、なんとなくこのポイントが勝負だ、という雰囲気になるし、何か深い策があるように感じるものだ。
��書いてみると微妙な喩えだが。。)

なにしろ、会話のペースを変えることで、自分のペースに持っていく、自分の言葉に重みを持たせる、というテクニックは、ビジネスの世界では極めて有効だと実感。
日本でこういうテクニックを使う人を見ることはほとんどないが、ぜひうまく使えるようになりたいものだ。
単なるテクニックとしてだけではなく、沈黙を怖れず、その場で熟考する勇気は、正しい意思決定のためにも必須であると強く思う。

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「目線」の違い

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日独の差ではないのだが、ドイツで働くようになって大きく変わったことが1つある。
クライアントと会話をするときの、「トピックのレベル感の違い」とでもいうのだろうか。

東京にいた頃は、トップマネジメントとの仕事もあるものの、どちらかといえばクライアントのミドルマネジメントと仕事をすることが多かった。

そのため、プロジェクトの性質は、ミドルマネジメントが抱える現場レベル、オペレーションレベルでのトピックが多く、会話の内容は、必然的に社内的だったり、業界内だったりの話題が多い。
もちろん、他業界が話題に上ることもあるが、それは例えば、「20代女性へのアプローチとして、他業界でうまくいっている例ってありますか」など、やはり自身の業務にひもづいていたように思う。

一方で、ドイツに来てからは、そもそも日本人で駐在しているのが、現地法人の社長や役員に限られるということもあり、トップマネジメントと仕事をすることがほとんどである。
加えて、弊社ドイツオフィス自体も、元来トップマネジメント向けの仕事が多い。

トップマネジメントの関心は、経済だけでなく政治や社会問題、文化など、非常に多岐に亘る。
会話の中で投げかけられるトピックも目線の高いものが多い。

「世界は金融危機は何年くらいで立ち直ると思いますか?」
「オバマが大統領になって、ヨーロッパにはどんな影響がありますか?」
「日本の中で、究極的に世界で勝ち抜ける業種ってどこでしょうね?」
「EUが温暖化/エネルギー対策に熱心なのは、結局はロシアとのパイプラインへの依存を早く断ち切りたいからですかね?」

といった質問がぽんぽんと飛んでくる。
職業柄「さあ。。」というわけにもいかないので、最近は以前より視野を広げて情報収集するようになった気がする。
これはなかなか大変だが、なかなか楽しくもあり。

おもしろいことに、前述したクライアントの現地法人トップマネジメントも、日本に帰ればミドルマネジメントである。
その点では僕が日本で接していたクライアントと同じ役職にあるにも関わらず、1つの会社を任される立場になることで、自然と目線を高くなり、話題も変わる。

こういう会話をのらりくらりと交わすのではなく、自分の考え・主張を語れるようになるのが、今年の目標の1つ。
がんばろう。

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The only way to do great work is to love what you do




昨年100回は聴いたであろう、Steve Jobsのスピーチ。
「綺麗な英語をマスターするため」というのが当初の目的だったが、今では僕のお気に入りのスピーチの1つ。

メッセージはものすごくシンプル。
「あなたがすばらしいと信じること、愛することをやりなさい。それが自分の人生を生きる唯一の道」

僕は今の仕事を愛しているか、と言われれば、答えはYesでもありNoでもある。
愛せることを探すべきか、今やっていることを愛するべきか。
今やっていることを愛するためには、何を変えなければならないのか。

これを2009年の命題として、大きなチャレンジを続けていきたい。


"I'm convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did. You've got to find what you love. And that is as true for your work as it is for your lovers. Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do. If you haven't found it yet, keep looking. Don't settle."

"I have looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something."

"Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary."

"Stay Hungry. Stay Foolish."


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できるかできないかじゃない。やるかやらないかだ

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僕は決して英語が得意ではないし、それは今でも全く変わらない。
学生時代にどんなに英語の点数がよくても、TOEICの点数が900点を超えても、
帰国子女の同僚たちのあきれるほど美しい英語を日々間近で聞かされると、
英語が得意などという気分には到底なれず、むしろ自分は英語ができないのだと痛感させられる。

しかし、外国人にインタビューをしてまわったり、ディスカッションをしたり、
さらにはドイツ駐在になったりすると、もはやできようができまいが、英語で話さざるを得ない。
自分でしゃべりながら、ああなんてむちゃくちゃな英語なんだと思いながらも、とにかく伝えなければ仕事にならないのである。

その甲斐あってか、最近はむちゃくちゃな英語を話すことに抵抗がなくなった。
話すのがイヤでしょうがないから、これまでは何か用件があっても極力メールで済ませていたが、
今ではメールより電話のほうが早くてラクだと感じるようになった。
相変わらず発音も文法もむちゃくちゃだが、開き直るだけで格段にコミュニケーションがとれるようになったのだ。
��もちろん、発音も文法ももっともっと改善しないといけないのだけど)

どんなことでもそうだが、「できる」ようになるにはとにかく「やる」ことである。
やるのが怖ければ、むりやりにでもやるしかない環境を作ることである。
ドイツへの赴任希望を出した最大の動機はまちがっていなかったとわかり、「さあ1年がんばろう」と楽しくなる1ヶ月でした。

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