早速妻が作ってくれた北海道かぼちゃ料理はとてもおいしかった。どうやら僕はオイスターソースの味付けが好きらしい。オイスターソースを使った料理は毎回絶賛しているらしいのだ。知らなかった。。ごちそうさまで...
かぼちゃ from JAPAN
デュッセルドルフ近郊でこの時期だけ北海道のかぼちゃが買えるとのことで、この週末はかぼちゃ農場へドライブ。農場の近くのZonsという街は、かつては城下町として栄えた街らしい。ドイツは大都市より、こういう小さい街のほうが歴史をそのままに色濃く残していて、それぞれが違った表情で個性があり、なんとも魅力的に感...
そうか、もう君はいないのか
そうか、もう君はいないのか(2008/01/24)城山三郎商品詳細を見るやさしい文章を書く人だと思う。城山三郎の本を読んだことがないので、普段の著書ではどんな文体なのかは知らないが、やさしく、あたたかい本だった。夫婦や家族というものが、やさしくあたたかみのある言葉や、飾らない生き方を与えてくれるのなら、愛は本当に世界を救うのだ...
最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術
最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック72(2003/06)橋下 徹商品詳細を見る学生時代に法律を学んだときの最初の感想は、「法律は知っておいて損はないし、むしろ知らなければ損をすることだってありうる」ということだ。身近な例で言えば、賃貸マンションの退去費用などは、法律を知っていればつき返せるものがたくさんある。逆に言えば、法の不知を逆手にとった不当請求がまだまだ多いのだろう。他にも、全然関係ないが、京都ではよく警察が自転車の検問をやっていた。止まれと言われ所有者を調べさせろと言われれば当然応じなければいけないものだと思っていたが、行政法の授業で行政調査は基本任意なので、応じなくてもよいということを学んだときは本当に驚いたものだ。��だからと言って、警察をふりきっても意味がないのだけど…)法律は生きていく上でのルールである。ルールを知らずにスポーツをやっては勝てる試合も負けてしまうのだから、生きる上でのルー...
午前三時のルースター
午前三時のルースター (文春文庫)(2003/06)垣根 涼介商品詳細を見るワイルドソウルでは「この本は2008年最高だ!」と書いたが、垣根涼介の作品はどれもおもしろい。これまでに「君たちに明日はない」「借金取りの王子」も読んだが、この2冊はビジネス小説として楽しめたし、続編にも期待したい。一方で「ワイルドソウル」や「午前三時のルースター」は息もつかせぬ展開で、夢中になって読み続けてしまう魅力がある。さて次は、同じく評価の高い「ヒートアイランド」を読むとしよう。今から楽し...
謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦
謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦(2008/03/14)須田 将啓田中 禎人商品詳細を見るベンチャー創業記。「世界初のサービスを生み出し、新たな市場を創っていく」というビジョンがシンプルでかっこいい。「世の中がムリだと思っている壁の向こうにビジネスがある」というのも、その通りだと思う。何より、こういうことができたらおもしろいと言うアイディアを次々と具現化できる行動力に頭が下がるとともに、この本を読んで一番感じたのは、やっぱり人脈は大事だなということ。20代のうちにもう1つ大きなテーマを持って取り組むとしたら、もっともっと人脈を広げておきたい。人見知りの激しい僕にはなんとも難しいテーマだが、だからこそやらねばならん。同じベンチャー創業記なら、「裸でも生きる」のほうが圧倒的に迫力はあるし身も引き締まるけど、どちらも読み終わった後は本棚に置いとくだけでやる気にさせてくれる良書。裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ) (講談社BIZ)(2007/09/22)山口...
Vienna
会社の先輩が休暇がてら日本から遊びに来てくれたので、週末はウィーン&プラハへ。最初に訪れたのは音楽の都、ウィーン。一日しかない貴重なウィーンでの夜は、モーツァルト・コンサートへ。場所は、世界最高のオーケストラの1つであるウィーンフィルハーモニーの本拠地、楽友協会大ホール。「黄金のホール」とも呼ばれるこのホールは、とにかく煌びやかで、18世紀のヨーロッパとはきっとこんなだったんだろうと思わされる。僕がヨーロッパに来て何より感じたのは、欧州と日本は「違う」ということだ。言語も違うし、味覚は信じられないくらいからっきし、サービス精神も持ち合わせず、決して謝ることもしないドイツ人は、明らかに日本人とは違う。違いを理解したうえで、お互いを認め合うことはできても、心底価値観を共有しあうことは難しいだろうなと感じてしまう。しかし、この日の演奏は、僕のそんな考えを木っ端微塵にしてくれた。それは、この日の演奏が、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」「フィガロの結...
U.S.OPEN TENNIS
我が家では連日USオープンで大盛り上がり。自然と選手の名前とプレースタイルも覚えてきて、思い入れも出てくる。今回特に「うまい!」と思っていたアンディ・マレーが準決勝でナダルを破って決勝進出!フェデラーの壁は高いけど…がんば...
ワイルド・ソウル
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)(2006/04)垣根 涼介商品詳細を見るワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)(2006/04)垣根 涼介商品詳細を見る今年もまだ数ヶ月残っているが、おそらくこの本は、2008年に読んだ本の中で最高評価に値する。目の前で起こってるかのような状況描写のリアリティと迫力、スピード感のおかげで、長編にも関わらず読み疲れないし、テンポの軽やかさと裏腹の題材の重さが、ストーリー全体に一本筋を通している。寝食を忘れて本を読み続けたのは、高校時代に宮城谷昌光の中国小説を読んで以来ではないか。ブラジル移民のことを知るきっかけになったとか、国家運営について考えさせられるとか、そんな大層な感想もありだとは思うけど、そんなことよりとにかくおもしろか...
Fly, fly, fly
2008/08/02 NH 0209 TOKYO/NARITA - FRANKFURT2008/08/02 LH 0812 FRANKFURT - DUESSELDORF2008/08/04 LH 0833 DUESSELDORF - MUNICH2008/08/04 LH 0842 MUNICH - DUESSELDORF2008/08/07 LH 4278 DUESSELDORF - PARIS2008/08/10 LH 4279 PARIS - DUESSELDORF2008/08/11 LH 0839 DUESSELDORF - MUNICH2008/08/12 LH 0846 MUNICH - DUESSELDORF2008/08/20 LH 0902 DUESSELDORF - STUTTGART2008/08/21 LH 0907 STUTTGART - DUESSELDORF2008/08/22...
パンドラ
パンドラ 上 (1) (幻冬舎文庫 い 33-1)(2008/05)井上 由美子相田 冬二商品詳細を見るパンドラ 下 (3) (幻冬舎文庫 い 33-2)(2008/06)井上 由美子相田 冬二商品詳細を見る「どんなガンでも治る治療薬が世に出たら、人間は幸せになれるか」という、一見我々が当然期待する未来に対し、それはパンドラボックスにもなりうるし、そうしてしまうのは人間の弱さであり愚かさである、というような話。WOWOWで評判の連続ドラマということで、日本にいればテレビで見たかったのだけど、小説版があったので飛行機で読書。おもしろかった。ドラマ向けの脚本ということで分量が決められてるせいか、内容は軽く、特に後半は尻すぼみして終わる感じは否めない。逆にドラマで見ると、長すぎず短すぎずいいドラマなのかなと思う。一方で、これはドラマの脚本ならではというか、人物描写のリアリティは非常に高い。登場人物の個性はしっかり立っているが、現実離れしたキャラがいるわ...
Taxi
国が変わっても相変わらずよくタクシーに乗るのだが、不思議に思うことがある。ドイツでは、タクシーの運転手に道を聞かれることが全くない。こっちの住所は基本的に「通り」の名前なので、タクシーでも通り名を伝えるのだが、たとえそれがどんなにマイナーな通りだろうと、彼らは「フン」と鼻をならし、後は迷わず運転するのである。例えば、東京で「柳小路通り(前に住んでた西荻窪にある通り)に行ってください」と言って、「はい、わかりました」と言われるような感じだろうか。まずありえない。例えば、京都のように「一条通」「二条通」ときれいに区画整備されているのなら話はわかるが、ドイツの道はどちらかといえばカオスである。道の途中で通り名が変わったり、逆に2-3本の道が同じ通り名だったりするから、こっちは歩いててもわからなくなる。他に理由として考えられるのは、デュッセルドルフは小さな街だということ。所詮港区くらいの大きさなので、それだったら覚えられる気はする。と思ってたら、なんとミ...
雨の日も、晴れ男
雨の日も、晴れ男 (文春文庫 み 35-1)(2008/06/10)水野 敬也商品詳細を見る軽くて楽しくて1時間で読める本。「何事も気の持ちよう」とはよく言うけれど、実際つらいときはどうしても後ろ向きになってしまうもの。それでも最近は、以前だとしょげ返ってたことも、「これも成長のチャンスだ」と考えるようにしてて、そう考えると本当に前を向けるようになった。これは自分の中では、英語に抵抗がなくなった以上の大革命!当たり前のように言われていることは、当たり前だけに普遍の真理を言い当てていて、それを理想論で片付けずに、ひとつずつ自分のものにできるかどうかで生き方は大きく変わるんだと思う。��以下、備忘録)「ニール、あなたはきっと言い訳が嫌いでしょう。しかし、今日はあなたと私が出会った最初の日。この日の記念として、一つ私に遅刻したことの言い訳をさせていただくことはできないでしょうか」「ムリだと思ったら、可能なことも不可能になります。もう一度考えてみてくださ...