僕は決して英語が得意ではないし、それは今でも全く変わらない。
学生時代にどんなに英語の点数がよくても、TOEICの点数が900点を超えても、
帰国子女の同僚たちのあきれるほど美しい英語を日々間近で聞かされると、
英語が得意などという気分には到底なれず、むしろ自分は英語ができないのだと痛感させられる。
しかし、外国人にインタビューをしてまわったり、ディスカッションをしたり、
さらにはドイツ駐在になったりすると、もはやできようができまいが、英語で話さざるを得ない。
自分でしゃべりながら、ああなんてむちゃくちゃな英語なんだと思いながらも、とにかく伝えなければ仕事にならないのである。
その甲斐あってか、最近はむちゃくちゃな英語を話すことに抵抗がなくなった。
話すのがイヤでしょうがないから、これまでは何か用件があっても極力メールで済ませていたが、
今ではメールより電話のほうが早くてラクだと感じるようになった。
相変わらず発音も文法もむちゃくちゃだが、開き直るだけで格段にコミュニケーションがとれるようになったのだ。
��もちろん、発音も文法ももっともっと改善しないといけないのだけど)
どんなことでもそうだが、「できる」ようになるにはとにかく「やる」ことである。
やるのが怖ければ、むりやりにでもやるしかない環境を作ることである。
ドイツへの赴任希望を出した最大の動機はまちがっていなかったとわかり、「さあ1年がんばろう」と楽しくなる1ヶ月でした。