Ulm

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最近の勤務地ウルム。
ウルムはシュツットガルトとミュンヘンのちょうど真ん中くらいにある田舎町であるが、ここの大聖堂は世界一の高さを誇るらしい。

キリスト教は欧州のアイデンティティの1つと言っても過言ではなく、都市づくりや人格づくりの土台となっているように思う。
キリスト教では、人間対人間の関係より、神との関係が大切であり、神に対して嘘いつわりなく生きることが何より重要なのだそうだ。
結婚式での「あなたは、妻XXを…生涯愛することを誓いますか」という有名な誓いの言葉は、妻に誓っているわけでも列席の皆様に誓っているわけでもなく、神に対して誓っている言葉である。 

日本人はあらゆる宗教を同時に生活に取り入れる「習合思想」を持っている世界で唯一の民族である。
クリスマスを楽しんで、その後はお正月に神社にお参りに行く。
唯一無二の神という存在がいないので、神との契約より、人間同士の関係を重要視する。
この点が日本人の大きな特徴でもあるらしい。

というような話を、堺屋太一「日本を創った12人」を読んで学んでいる。
この本はおもしろい。

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Kebab

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ケバブはトルコを代表する食べ物だが、日本ではあまり食べたことがなかった。
以前住んでいた東京のマンションのすぐ近くにケバブ屋ができて、すごくおいしそうな匂いがしていたので、「近いうちに必ず・・・」と思ってるうちにドイツに引っ越してしまった。

ドイツでは、ケバブは僕の主食の1つである。ほぼ毎週食べている。
今ではケバブの味に一家言あるくらいだ。
こう書くと大好物のように聞こえてしまうかもしれないが、そういうわけではない。
会社の近くにランチをとる場所がほとんどなく、唯一お手軽に食べられるのがワゴン車販売のケバブだけだというのが最大の理由。
たしかにおいしいし、毎週1回くらい食べても飽きないけど、カロリーは高そうだし、と思う。

今日は、ドイツの片田舎、Saarbr醇・kenというフランスに程近い街で、ケバブを食べた。
駅で電車を待っていた(1時間半待ち!)のだが、その間に入れる店がケバブ屋しかなかったのだ。

トルコ人は、本当にドイツに深く根付いている。
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My Masterpiece

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「身につけるもの全てを"本物"に持ち変えるつもりになれ」とは、前述の斉藤薫さんの言葉だが、身の回りに一生モノが増えていくのは、なんとも心地のよいものである。
自分の生き方のかたち、自身の美学が見えてくるとでも言うのだろうか。
変わりゆく世界の中での不変、時を重ねるごとに深みを増していく関係、モノに愛着を持つことの尊さ・・・そんなものを感じさせてくれる。

ZENITHの「グランドクロノマスター」やBerlutiの「Deux Jours」は、僕にとってまさに一生モノ。

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EOS40Dも、デジタル製品の宿命としていつかは寿命を終えてしまうだろうが、僕に写真の楽しさを教えてくれたという意味ではやはり一生モノである。
彼には、僕とMasterpieceたちの関係が深まっていくさまを、写真にとって残してもらわなければならない。

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美しく生きるために27歳でしておくべきこと

1. もう一度、"種まき"をする絶好の時
・社会人として5年を終え、自分は何をやりたいのか、初めて形として見えてくる時
・それは社会人としての"教養課程"を終えた証でもある
・27歳こそ二度目の種まき、すなわち、じっくりと丁寧に人生を形づくるべき節目
・収穫するのは30代になってからでいい

2. 自分という人間を、他人の目で見つめる時
・「世界で自分をいちばん知らないのは自分」「自分の姿を見られないのは、世界中で自分だけ」
・いろんな意味で最終的な人格形成が終わる27歳。あらためて自分を知るべき

3. "本物"と"一生もの"と出会う時
・身につけるもの全てを"本物"に持ち変えるつもりになれ
・無駄な冒険をそろそろやめて、洗練とエレガンスの旅に出る。27歳はそういう分岐点

4. 若さにはもう頼らない
・若さがくれるラクな輝きに頼るのはもう終わり。内から湧き出す光で輝きたい
・文字通り"自分を磨く"時期
・それは自分を大切に扱うことでもある

以前VOGUEで読んだ特集記事。
今自分が考えていることに近いのか、やけに心に残った。
ということは、結局27歳前後がまっとうに持つ悩みにあたっただけであり、よく言えばここまでのところはまっとうに社会人生活を送ってきたということなのか。

それにしても、「社会人としての"教養課程"」とか「若さがくれるラクな輝き」とか、ほんとになるほど!と思う表現がうまい。
美容ジャーナリストの斉藤薫さんという人が書いたらしいのだが、彼女は数多くのエッセーを書き続け、思いっきりのよい文調には独特の響きがあり、「齋藤節」とも言える説得力で人気だとか。他のエッセイも読んでみよう。


VOGUE NIPPON (ヴォーグ ニッポン) 2008年 04月号 [雑誌]VOGUE NIPPON (ヴォーグ ニッポン) 2008年 04月号 [雑誌]
(2008/02/28)
不明

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グズな大脳思考 デキる内臓思考

グズな大脳思考デキる内臓思考―「アタマのいい人」の考え方はどうなっているの?ハラを鍛えて、やさしくカシコイ人にグズな大脳思考デキる内臓思考―「アタマのいい人」の考え方はどうなっているの?ハラを鍛えて、やさしくカシコイ人に
(2006/10)
崎谷 博征

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論理的思考に頼りすぎる最近の風潮に脳科学の視点から問題を提起した書。著者は脳神経外科専門医。
論理的思考は創造性や直感をサポートする役割であり、創造性や直感に基づかない論理は「腹に落ちない」「机上の論理」であり、人間を間違った方向に導きかねない、そして、創造性や直感(本書の言う内臓思考)は、実体験を通した豊かな情報からしか培われない、というのがこの本の趣旨。

要はやってみろということだ。頭でっかちではだめだと。


��以下、備忘録)
成功した後の人間の感覚は、成功前の感覚と「ずれる」

人間が無意識にできていることは、意識的に人に伝えたり、書いたりすることができない。

人間の思考・行動は、ほとんど無意識下で行われており、意識とは事実の後付けにすぎない。

学習とは、何度も同じことを繰り返すことで、脳の配線と、一部の大脳新皮質のネットワークを強化することであり、本当の学習とは「自然とできている」状態になること。

潜在意識活性化とは、条件反射の高度なもの(欲望による人為的な習慣づけ)。

自分のやったこと、言ったことに対する相手の反応(フィードバック)という相互作用がないと、内臓から生きていくための情報を引き出せない(腹に落ちない)。すなわち、答えはすでに自分のなかにあるのだが、それを発見するのに他者が必要になる。心理セラピストや経営コンサルタントという職業の本質もここにある。

実体験を通さないと本当の直感、つまり「内臓思考」は身につかない。

言語的表現は、その言葉に帰属する意味に制約された、近似でしかない(ベンジャミン・リベット)。

勝手な自己像さえ振り払えば、世の中の価値などは、人間の勝手な作りごとだと腑に落ちる。

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Snow drop

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気づいたら街は銀世界に。
ますます家を出なくなりそうだ。

この週末は、ドラマ「のだめカンタービレ」全11話を一気に観賞。

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THE DARK KNIGHT

dk


ドイツでオリジナル版(字幕なし)を視聴。
全く英語が聞き取れず、開始20分で断念。

次に英語音声、英語字幕版を視聴。
「こんなこと言ってたのか」と新鮮だったものの、文字を追うのに精一杯で、内容に入り込めず、90分を超えたあたりで疲れて断念。

そして、日本行きの飛行機の中で、ついに日本語字幕版を視聴。
ようやく入り込めたストーリーは、とてもおもしろかった。
↑の写真のバイク?かっこいいし、クリスチャン・ベイルが着ていたアルマーニのスーツもかっこいい。
スパイダーマンとは比較にならない出来である。

それにしても、こうしたアクション映画になると、"My dogs are hungry"すら聞き取れないとは…字幕なしで洋画を楽しめる日は来るのだろうか。

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償い

償い (幻冬舎文庫)償い (幻冬舎文庫)
(2003/06)
矢口 敦子

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日本往復の飛行機で読了。
「人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのか」がテーマ。

Amazonのレビューでは評価が低いようだ。
「設定にムリがある」「強引」というのが低評価の理由のようだけど、前述の通り、本書はミステリー小説ではなく、特定のテーマを題材にした社会派小説なのだから、ストーリーの出来での評価もありだとは思うけど、主題に対する答えの導き方で評価をするのもありだと思う。

その意味では、僕は作者の言いたいことはわかる。
人の肉体は殺したら二度と蘇らないけど、人の心は決して死ぬことはないのではないか。
現に主人公の日高は、物語の初めでは心が「死んだ」状態だが、最後には元気を取り戻している。

人の心は傷つきやすく、時には死んだと感じることもあるだろう。
しかし、やはりそれは肉体の死とは完全に別物である。
人の心は生き返らせることのできるものであり、そうできることこそが人間の強さであり尊さなのだと、僕は信じたい。

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Tokyo

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3ヶ月ぶりの東京。
感じたことをいくつか。

1. テレビがきれい
ビックカメラに寄ったのだが、あまりのテレビの美しさに立ち尽くしてしまった。

2. 美食大国
吉野家の牛丼、関西風お好み焼、ものすごく辛い坦々麺、ミシュラン1ツ星の江戸前寿司・・・
何を食べても感動。

3. ウォシュレット
便座があったかい!!
外国人が感動する理由がよくわかった。

4. 異国情緒あふれるコンビニ
東京のコンビニの店員はもはや外国人しかいないのか。
それ自体は別にいいけど、「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」も言わない、接客中も雑談するといった態度はちょっと。。

5. ひとりグローバリゼーション
東京のど真ん中でドイツ人と2人で最後の夜を飲み明かす。
こんなことをする(できる)日が来るとは・・・感無量。

あっという間の3日間だった。
次に帰るのはいつになるだろうか。

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アルケミスト

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
(1997/02)
パウロ コエーリョ

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ページをめくるのにこんなに時間がかかった本は初めてかもしれない。
どのページにも含蓄あり、考えさせられる。

もっと早く出会っていれば、と思う反面、今出会ったからいい出会いになったのだとも思う。
子どもの頃読んでたら、おもしろい本で終わるんだろう。昔は夢を追うことの難しさを知らなかった。
なにしろ、環境が変わるたびに何度も読み返したいと思えるすばらしい本。

��以下、備忘録)
「これは、あるとき野原で見つけたものだ。これをおまえに残す遺産の一部にしようと思っていた。しかし、これで羊を買いなさい。そして野原に行きなさい。いつかおまえにも、私たちの田舎が一番良い場所で、ここの女性が一番美しいとわかるだろう」

「まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ」

「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」

「まだ手に入れていないものをあげると約束して始めたのでは、おまえはそれを手に入れたいとは思わなくなるだろうね」

「幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ」

「僕は他の人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたのだ」

「おまえさんはわしにとって、本当に恵みだった。今まで見えなかったものが、今はわかるようになった。恵みを無視すると、それが災いになるということだ。わしは人生にこれ以上、何も望んでいない。しかし、おまえはわしに、今まで知らなかった富と世界を見せてくれた。今、それが見えるようになり、しかも、自分の限りない可能性に気がついてしまった。そしておまえが来る前よりも、わしはだんだんと不幸になってゆくような気がする。なぜなら、自分はもっとできるとわかっているのに、わしはそれをやる気がないからだ」

「僕はいつでも戻って羊飼いになることができる。僕は羊の世話の仕方を知っているし、それを忘れることはない。しかし、エジプトのピラミッドに行くチャンスは二度とはないだろう」

「決心するということは、まるで、急流に飛び込んで、そのときには夢にも思わなかった場所に連れてゆかれるようなものなのだ」

「私たちは持っているもの、それが命であれ、所有物であれ、土地であれ、それを失うことを恐れています。しかし、自分の人生の物語と世界の歴史が、同じ者の手によって書かれていると知った時、そんな恐れは消えてしまうのです」

「錬金術師は何年もずっと、実験室で金属を純化する火を見て暮らしたのだ。彼らはあまり長い時間、火のそばで過ごしたので、次第次第に世の中の虚飾を捨て去ってしまった。彼らは、金属を純化することは自分自身を純化することだと発見したのだよ」

「人は誰でも、その人その人の学び方がある。彼のやり方は僕とは同じではなく、僕のやり方は、彼のやり方と同じではない。でも僕たちは二人とも、自分の運命を探求しているのだ。だからそのことで僕は彼を尊敬している」

「彼らは自分たちの運命の宝物だけを求めていて、実際に運命を生きたいとは思っていないのだ」

「夢を追求してゆくと、おまえが今までに得たものをすべて失うかもしれないと、心は恐れているのだ」

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」

「僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている。それは、一瞬一瞬が宝物を見つけるという夢の一部だと知っているからだ。本気で宝物を探している時には、僕はその途中でたくさんのものを発見した。それは、羊飼いには不可能だと思えることに挑戦する勇気がなかったならば、決して発見することができなかったものだった」

「おまえが自分の内にすばらしい宝物を持っていて、そのことを他の人に話したとしても、めったに信じてもらえないものなのだよ」

「自分の運命を生きてさえいれば、知る必要のあるすべてのことを、人は知っている。しかし夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ」

「もし、第六日目がなかったら、人間は存在しなかったでしょう。銅はずっと銅のままだったでしょう。そして、鉛はずっと鉛のままだったでしょう。すべてのものが、それぞれの運命を持っているということは、本当です。しかし、その運命はいつか実現します。そうなったら、それぞれのものは自分自身をより良いものへと変えて、新しい運命を得なければなりません」

「人生は運命を追求する者にとっては、本当に寛大だ」

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ドレスデンの哀愁

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フィレンツェの景観をルネサンスの象徴と呼ぶなら、エルベ川から眺めるドレスデンのそれは、戦争と共産主義の象徴だろう。

第二次世界大戦で街は壊滅的に破壊され、ドレスデンは破壊された瓦礫を使って街並みを復興する。
黒焦げの瓦礫と白く新しい石のモザイク模様は、戦争の傷跡を消すことを許さない。

その後東西ドイツが統合。共産主義から資本主義へと体制が変化し、ドレスデンは東ドイツ出身の貧しい都市としてドイツの一部となる。
体制が変われど経済は活性化しない。安価な労働力を求める西の企業は、ドレスデンを通り越してチェコやポーランドへと進出。
東欧諸国が成長曲線を描く中で、東ドイツは取り残される。ドレスデンも例外ではない。
経済大国の一部でありながら、時代に翻弄され、何十年も時間が止まったままだ。

エルベ川のフィレンツェは、ドイツのどの都市よりも美しいが、その美しさはどこか儚く、孤独を感じさせる。

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World wishes Obama well




"If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer."

"It’s been a long time coming, but tonight, because of what we did on this day, in this election, at this defining moment, change has come to America."

"The road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even one term, but America – I have never been more hopeful than I am tonight that we will get there. I promise you – we as a people will get there."

今の世界の構造の中では、アメリカがこけると世界がこける、ということはこの2年間でほぼ証明されてしまった。
アメリカが変わらない限り、世界はアメリカがこけないように支え続けなければならない。

オバマ大統領のスピーチはカリスマ的である。初めて聞いたときは全身の鳥肌が立った。
今日のスピーチも、僕がアメリカ人だったら涙を流して感動するだろう。
スピーチだけに終わらず、彼が本当の変革をアメリカにもたらしてくれることを切に願う。

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ハッピーマンデー

ひまわり


今日は文化の日なので、日本は3連休。
そういえば10月も体育の日をからめて3連休があった。
9月も敬老の日をからめて3連休が・・・ハッピーマンデーはすばらしい制度だ。

日本に比べて、ドイツは祝日が少ない。少なすぎる。
調べてみると、日本は年間15日で、世界一。一方のドイツも11日あって、そんなに変わらない気もする。

* 元旦(Neujahr): 1月1日
* 聖金曜日(Karfreitag): 復活祭直前の金曜日
* 復活祭(Ostern)
* 復活祭月曜日(Osternmontag): 復活祭の翌日
* メーデー(Maifeiertag): 5月1日
* キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt): 復活祭の39日後
* 聖霊降臨祭(Pfingsten): 復活祭の49日後
* 聖霊降臨祭月曜日(Pfingstenmontag): 聖霊降臨際の翌日
* ドイツ統一記念日(Tag der Deutschen Einheit): 10月3日
* クリスマス(Weihnachtstag): 12月25日、26日

ただ、11日のうち正月とクリスマスで3日あるのだから、実際は8日しかなく、やっぱり少ない。
しかも、年の前半に集中しているから、7月から赴任した僕にはますます少なく感じられるのだろう。

世界の祝日一覧」によると、ドイツより祝日が少ない国もけっこうある。
バングラデシュとか、ルーマニアとか・・・ボスニア・ヘルツェゴビナに至っては正月とクリスマスを除けばイースターとメーデーの2日だけ!インドネシアも2日だけ!

おもしろくなってさらに調べてみると、日本は祝日は多いが「有給取得日数」は主要国で最低水準のようだ。
一方の欧州各国は有給取得日数が極めて多い。

有給が取りづらい日本人を強引に休ませるために祝日が多いのだと思うと、そして、たとえ祝日があっても一週間の中日とかにあると製造業では工場を止められないから休めなかったりすることを思うと、振り出しに戻るがつくづくハッピーマンデーはすばらしい制度だと思う。

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生きるコント

生きるコント生きるコント
(2008/03)
大宮 エリー

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大宮エリーという名前にはピンと来てなかったが、映画「海でのはなし」やNHKの「サラリーマンNEO」の脚本を手がけていたようだ。
「海でのはなし」はエンディングのシーンが今でも印象に残ってるし、「サラリーマンNEO」は大爆笑である。
どんな人なのかと思って読んでみれば、基本笑い話だが、ところどころに謙虚さとプロフェッショナルとしての志の高さを感じさせる内容だった。

「わたしの人生は自虐でできているのだ。だから、肩書きに書いてある映画監督は、わたしの勇気の証である。出演してくれた俳優さん、関わってくれたスタッフに対しての。わたしの肩書きがもし、『クリエーター』などという曖昧なものだったら、どうだろうか。言い訳のように映るのではないだろうか。俺たちはそんな逃げ腰の、逃げ場を用意した人間の映画に関わってしまったのか、と思うだろう。だから、誰になんと言われようと堂々と映画監督、と書くことにしている。もちろん怖いけれど」

役割や肩書に逃げ込むことなく、自分を追い込み、全力で結果を出しにいくのがプロフェッショナルなのだと思う。

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Going to East

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「冷静と情熱のあいだ」で有名なフィレンツェ。
訪れたのはちょうど1年前。
開放的で芸術に富み、ルネサンスという言葉の響きをそもまま表現したような街だった。

来週、「エルベ川のフィレンツェ」と称えられるドレスデンに出張する。
戦争の傷跡を残しつつも見事に復興したと聞く。
初めての東ドイツでとても楽しみ。

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