生きるコント (2008/03) 大宮 エリー 商品詳細を見る |
大宮エリーという名前にはピンと来てなかったが、映画「海でのはなし」やNHKの「サラリーマンNEO」の脚本を手がけていたようだ。
「海でのはなし」はエンディングのシーンが今でも印象に残ってるし、「サラリーマンNEO」は大爆笑である。
どんな人なのかと思って読んでみれば、基本笑い話だが、ところどころに謙虚さとプロフェッショナルとしての志の高さを感じさせる内容だった。
「わたしの人生は自虐でできているのだ。だから、肩書きに書いてある映画監督は、わたしの勇気の証である。出演してくれた俳優さん、関わってくれたスタッフに対しての。わたしの肩書きがもし、『クリエーター』などという曖昧なものだったら、どうだろうか。言い訳のように映るのではないだろうか。俺たちはそんな逃げ腰の、逃げ場を用意した人間の映画に関わってしまったのか、と思うだろう。だから、誰になんと言われようと堂々と映画監督、と書くことにしている。もちろん怖いけれど」
役割や肩書に逃げ込むことなく、自分を追い込み、全力で結果を出しにいくのがプロフェッショナルなのだと思う。
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