Luxemburg

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ルクセンブルクは、デュッセルドルフから約200kmの距離にあり、車だと2時間程度で行けてしまう。
デュッセルドルフから200kmと言えば、ベルギーのブリュッセルやアントワープ、オランダのアムステルダムもだいたい同じくらいであり、このあたりは身近な外国である。

「EU」という枠組みの存在感が増した今、いや、むしろそれ以前からかもしれないが、日本にとって、日本企業にとって、ヨーロッパは1つの経済圏、文化圏として考えられがちだ。
欧州戦略という大戦略はあっても、各国ごとの戦略はあまり聞くことがない。
「大欧州、十把一絡げ思考」で、各国の多様性にまで意識が及んでいないことが、日本企業が欧州で苦しんでいる1つの原因である。

わずか200kmでも国境をまたぐと、そこは全く別の経済圏、文化圏であると痛感する。
ルクセンブルクは、とにかく食事がうまい。
サービスも、日本には及ばなくても、ドイツと比べれば雲泥の差がある。
国民1人あたりGDPが世界一の、この豊かな国では、店はどこも18時とか18時半に閉店、夜は静まり返っている。
花を買っておしゃれに飾るのが好きなそうで、小さな街なのにフラワーショップとインテリアショップがやたら多い。
家にいる時間が長いのだから、みなインテリアには凝っているのだろう。

いろんな国の姿がある、とあらためて実感。

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