Cote d'Azur - Day 2

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朝起きると、今日も快晴。ほんとに天気に恵まれた一週間だった。
場違い感の否めないモナコを早々に後にし、この日はマティスが手がけたロザリオ礼拝堂を見に山あいのヴァンスという村へ。

コート・ダジュールには、ヴァンスのように、断崖の上に家を密集させた村がいくつもある。
もともとは敵の侵入を防ぐためにこういう村の造り方をしたらしく、鷲が巣を作っているように見えることから、「鷲の巣村」と呼ばれるらしい。
多くの鷲の巣村は、中世の雰囲気が多く残っており、観光地としても非常に人気があるそうだ。
しかし、敵の侵入を防ぐように作り込まれた道路は、とても狭く、かつ迷路のように入り組んでおり、車で訪れるほうは大変である(まあ、モナコの道路もニースの道路も多かれ少なかれ似たようなものなので、コート・ダジュール自体運転は結構気を使うのかもしれない)。
慎重に運転すること1時間で、無事にヴァンスへ。
ロザリオ礼拝堂は、ヴァンスの村はずれにあった。

しかし。なんと!礼拝堂は午後2時からしか見学できないようだ。
到着したのは午前11時・・なんとも間抜けな話である。
とはいえ、2時まで待っていると午後の予定がくずれてしまう。
しかたないので、外観のみ見学することに。
とはいえ、マティスが「陽気さのあふれた教会。人々を幸せにする空間」と語ったロザリオ礼拝堂が、どんな場所、どんな陽気の下に立っているのかを知ることができただけでもよかった。
教会内はまたの機会にしよう。

午後はニースに戻り、そのマティスの作品がおさめられたマティス美術館と、シャガールの聖書をテーマにした作品が展示されているシャガール美術館へ。
この2つはどちらもすばらしかった。
結果的に、マティス美術館でロザリオ礼拝堂の内部のつくりを垣間みることもできた。
マティスもシャガールも、明るく、やさしさに包まれた作品が多い。
作風と土地は切り離せないものだということを実感。
僕は特にマティスが好きだ。

天気に恵まれ、それぞれの場所がそれぞれ魅力的だった今回の旅も明日で終了。
といっても、明日はデュッセルドルフに帰るのみ。
明日のデュッセルドルフの天気予報は雨。あさっても雨。
ああ。。

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��ロザリオ礼拝堂脇からみたヴァンス中心街)


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