6-7月に読んだ本(の中でおもしろかったもの)を備忘録的に。
堺屋太一「歴史の使い方」「東大講義録 文明を解くI」「東大講義録 文明を解くII」
歴史の使い方 (日経ビジネス人文庫 グリーン さ 3-6) 堺屋 太一 日本経済新聞出版社 2010-01-06 売り上げランキング : 150825 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
東大講義録 文明を解く I (日経ビジネス人文庫) 堺屋 太一 日本経済新聞出版社 2010-11-02 売り上げランキング : 146788 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
東大講義録 文明を解くII―知価社会の構造分析 (日経ビジネス人文庫) 堺屋 太一 日本経済新聞出版社 2010-12-02 売り上げランキング : 212423 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
根底に流れている思想はどの本も同じだけど、だからといって一冊読めばよい、というわけではない。
どの本をとっても毎回新しい発見がある。付箋が足りないくらいたくさんある。
しかも、これを入り口に、もっと多くの歴史本を読もうという気にさせられる。終わりなき歴史への旅への先導者的存在。再読間違いなし。
ランドール・ササキ「沈没船が教える世界史」
沈没船が教える世界史 (メディアファクトリー新書) ランドール・ササキ メディアファクトリー 2010-12-21 売り上げランキング : 37248 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
堺屋太一のように学びがあるというわけではないけど、とにかく「へえ〜」と思うことの連続。
しかし、沈没船発掘って今でもやってるんですね。そしてそこから新しい歴史的発見があるというから驚き。
塩野七生「日本人へ リーダー篇」「日本人へ 国家と歴史篇」
日本人へ リーダー篇 (文春新書) 塩野 七生 文藝春秋 2010-05-19 売り上げランキング : 33929 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書) 塩野 七生 文藝春秋 2010-06-17 売り上げランキング : 98371 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「政治とは、個人ではできない事柄を代わって行うことではないか」という言葉には深く感銘。
連城三紀彦「恋文」
恋文・私の叔父さん (新潮文庫) 連城 三紀彦 新潮社 2012-01-30 売り上げランキング : 193640 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
どこかねじれた人間関係がテーマの短編小説。
美しい日本語、静謐な世界観、ミステリー作家ならではの後半でのサプライズ…1話あたり1時間の極上の読書。
アリソン・ゴプニック「哲学する赤ちゃん」
哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ) アリソン ゴプニック 青木 玲 亜紀書房 2010-10-27 売り上げランキング : 153009 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
人間が進化する動物であることを切り口に、赤ちゃんとは何なのかを哲学する本。
子どもが生まれたこのタイミングで読んでよかった。彼に対する見方が変わりました。
子育てに悩んだら、時折ぱらぱらと読み返したい一冊。
それにしても、最近は歴史モノが多いなぁ。